国内道路案内標識の表記を分かりやすくしている国土交通省 [雑感]
外国人旅行者にも分かりやすくしようと国土交通省は
観光地域を中心に英語表記に改善する取組を実施している。
去年(2013年)の8月20日から実施されているようで、2020年東京オリンピック開催に向けてという訳でもなかったようです。
ちなみに、2020年東京オリンピック開催が決定したのは…
2013年9月9日 - 9月9日(ブルームバーグ):国際オリンピック委員会(IOC)は7日(日本時間8日)、2020 年の第32回夏季オリンピック競技大会(五輪)を東京で開催することをブエノスアイレス 総会で決めた。
ということなので、それ以前の取り組みと言える。
では、分かりやすくとはどういう事なのか一部紹介しましょう。
今までの表記は、ローマ字表記。
例えば、日本人でも初めて行った土地(観光地)などで
『あれ、なんて読むんだろう?』なんて時に下にあるローマ字で読んで、いわゆるカナの役として
利用した覚えはないだろうか?
まさにその通りで日本の所名、地名をそのままローマ字で表記していました。
その結果、外国人からすれば『分かりづらい、外国人向けの案内にはなっていない』という
声が実際にあったようで、改善されてから都内の代表的なのが
「国会前」は、「Kokkai」から「The National Diet」に変更された。
「総理官邸前」は、「Sorikantei」から「Prime Minister's Office」に変更された。
「桜田通り」は「Sakurada dori」から「Sakurada-dori Ave.」に変更されたなどで
ある種、日本人への英語レッスンにもなりそうな表記もある。
ここで、地方に目を向けてみると
例えば群馬県の草津温泉は「Kusatsuonsengai」から「Kusatsu Onsen Town」に変更。
オンセンガイなんて読んでも確かに外国人には???な言葉になってしまう。
唯一「オンセン」は今や世界レベルに浸透している言葉だから使えるわけで
「Kusatsu Spa City」とか「Kusatsu Bath Street」なんてのも考えられる。
ただ、国土交通省側もこの名称を英語表記化するのにかなり苦戦もさせられている所もあるようだ。
日本を訪れる外国人旅行者は去年(2013年)初めて1千万人を超えたという。
そして、東京オリンピックも控え必然的にも増えるだろうし
迎える日本側としても2千万人を目指しているということだ。
英語表記も観光立国実現に向けた一環に過ぎないが
東京オリンピック誘致のプレゼンでは『お・も・て・な・し』の精神が強調されたわけで
つまり英語圏への対応だけでなく、他言語にも対応できるような充実化を期待したい。
まずは、外からではなく中(心)から迎える(饗す)という気持ちを大切にして欲しい。
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